自分がはじめてリーダーに任命されたとき、うれしさの反面「自分はやっていけるだろうか・・」と不安も感じますよね。

不安を感じつつリーダーとして仕事をスタートするわけですが、仕事の進め方、指示の仕方、コミュニケーションの取り方など、一般社員のときと違いすぎる。

だから毎日、戸惑い悩むばかり・・・

そして、段々と余裕がなくなり「自分はリーダーには向いていない・・」と考え出し、会社に行くのが苦痛に感じるかもしれません。

そんな悩みがある人へ次の3つの対処方法をお伝えしていきます。

これを実践すれば「向いていない」と悩み続けることがなくなります。

結論と今日の記事

「リーダーに向いていない」と思う自分に気づき受け入れる

3つの罠に気をつける
自然体のリーダーをイメージする
自然体のリーダーになるために小さな行動を実践する

リーダーに向いていないと思ってしまう人が陥る3つの罠

はじめにリーダーに向いていないと悩む人がよく陥る3つの罠をお伝えします。

理想のリーダー像にとらわれる

リーダーになると、

リーダーらしく指示を出せるだろうか
自分の指示を聞いてくれるだろうか
自分の言う通り動いてくれるだろうか

そんなドキドキした不安の中で仕事をスタートすることになります。

そして仕事を進めていくと、その不安が的中してしまうことが起きます。

指示をうまく出せない
部下が指示した通りにやらない
メンバーの表情が硬く動きが鈍い

など、自分が思い描いていた通りにならない現実を目の当たりにします。

そんなときに、やりがちなのが他のリーダーとの比較です

前任者や理想とする先輩や上司が部下を上手に動かしていた場面ばかりが頭をよぎります。

「なぜ自分はできないのだろう」
「あの人みたいに上手にできない」

そうやって自分を責めていき、自信をなくしてしまいます。

他にもネットや本で書かれている「リーダーに向いていないタイプ」に自分を当てはめては「やっぱり向いてないんだ・・」と落ち込んでしまう。

こんなふうに自分がリーダーに向いていないと思い始めてしまうと、それを裏付けるようなものばかりを探し始めてしまうのです。

人それぞれ価値観も考え方も違うから、リーダー像は一人ひとり違って当たり前なのに、なぜか頭の中やネット上にある理想のリーダー像を追い求めてしまいます。

もしくは、理想の先輩や上司に近づかなきゃいけないと思いこんでしまう。

自分のままで自然体のリーダーを作っていけばいいはずなのに、どうしても比較してしまうところがあります。

誰かと比較すると理想のリーダー像と自分とのギャップを大きく感じてしまい「自分はリーダーに向いていない」と思い込んでしまう要因になるので注意が必要です。

なんでも一人でやろうとする

リーダーに任命される人は実務能力が高いはずです。

だから、なんでも自分でやろうとする傾向にあります。

その裏には、

メンバーにいちいち指示するのが面倒だから
自分でやった方が早いから
部下とのやりとりで気を遣わなくてすむから

そんな思いが隠れていませんか?

しかし、なんでも一人でやってしまうと部下からは「リーダーがやってくれるからいいや」と依存を生んだり

仕事を部下に振らないのは「信頼してないからだ」などと思われて、心の距離が広がってしまいます。

他にも一人でやってしまう理由としては

「部下とのコミュニケーションが苦手」
「理想のリーダーにはなれない」

など自分自身をネガティブに見ているからです。

だから、コミュニケーションを取ることや理想のリーダーを目指すことは避けるようになり、一人ででなんでもやることを選択してしまうのです。

自分の苦手なことより一人でやってしまうほうが楽だからですね。

でも楽なほうを選択していると、メンバーや部下との距離は縮まりません。

他のリーダーに相談しない

リーダーになると

「リーダーらしいところを見せなくちゃいけない」
「他のリーダーより優秀だと言われたい」

など、どうしても気負うところがあると思います。

そうした気持ちが強いと困ったときや悩んだときに、他のリーダーに相談することを躊躇してしまいがちです。

相談すると

「仕事ができないリーダー」
「自信がないリーダー」

と思われるんじゃないかとか変にプライドが邪魔します。

本当は、他のリーダーが部下と上手にコミュニケーションをとっている姿を見て、あんな風になれたらと思いつつもそのコツを聞けないままになる。

参考にしたい人はいるのに素直に教えてもらうことや相談することができません。

ここまで、リーダーが陥る3つの罠についてお伝えしました。

ちなみにここに書いたのは、私がリーダーになった時に失敗した事例でもあります。

私がリーダーになったときの前任者は性格も明るく、人望もあって、部下からも慕われていました。

この人のようなリーダーになれたらと思うこともありましたが、そんなタイプではない私に同じことをやるのは、そもそもムリです。

だけど、当時はその人を理想として見てました。

だから、同じようにできない自分は「リーダーに向いていない」と思っていたのです。

それに、ネットや本では、理想のリーダー像について、あれやこれやと書かれていますよね。

仕事ができる
責任感が強い
精神的にタフ
逆境に負けない
部下から慕われる

とか。

部下を上手に動す
モチベーションを上げる
成果を出させる

みたいなことが書かれていますが

そんな完璧な理想のリーダー、あなたの周りにいますか?

私は会ったことがないです。

ネットや本に書かれている理想のリーダー像や先輩、上司を真似しようとしても自信、やる気がなくなるだけです

誰かと比較することや理想像を追い求める必要はありません。

リーダーに向いていないと感じたときの対処方法

では、リーダーに向いていないと悩んだとき、どうすればいいのか、3つのポイントをお伝えします。

リーダーに向いていないと思っている自分に気づく

「自分はリーダーに向いていない」と考えていると、その思考に振り回されることになります。

先ほどお伝えしたように、向いていないことを裏付けるものばかりを探し始めてしまうし、できない自分を責めたりするので、いいことはなにもありません。

だから、その思考を一旦止めます。

止めるには「リーダーに向いていない」と考えてる自分に気づいて受け入れることです。

やり方としては

「自分はいまなにを感じているだろうか?」

「ああ、リーダーに向いていないと感じているんだな」

「今、気づいたよ、それでOKだよ」

というステップになります。

自分の内面に目を向けて、感じていることに気づいて、それをそのまま受け入れることです。

「受け入れる」というのは、自分の感情を否定も肯定もせず、ただそのまま味わう感じです。

例えば、

「リーダーに向いていない」と

感じるべきではない。
考えるべきではない。

みたいに思っているとしたら、その「〜べき」も捨てる。

良いも悪いもなく、ただ自分が感じていることをそのまま認めます。

ネガティブでもない、ポジティブでもない。

ただ「リーダーに向いていない」と感じている自分が、今ここにいるだけです。

そうすると、自分という存在に価値を感じるようになりますから、自分の内側から「今のままでOK、大丈夫」という安心感が芽生えてきます。

リーダーに向いていない裏付けを見つけることも、自分を責める必要もなくなります。

私たち人間は、毎日なにかしら判断しながら生きています。

例えば「明るくてエネルギーにあふれた人はリーダーに向いている」

「自分のようにコミュニケーション力が不足している人はリーダーに向いていない」

などのように、これまでの人生や経験の一部から判断していますよね。

このような判断さえも捨て去りフラットな自分に戻ったうえで、自分のままで自然体のリーダーをイメージしていきましょう。

自然体のリーダーをイメージする

これまで、あなたがイメージしていた理想のリーダー像は先輩や上司、本に書かれている内容だったかもしれません。

そんな理想像を考えるのではなくて、リーダーとしてどんな振る舞いをしているのが自然体の自分なのかイメージしてみましょう。

例えば、 先頭に立って「ついてこい!」タイプは無理だけど、「一緒に進んでいこう」タイプが自然な自分だな。

ハキハキとエネルギッシュに話すことはできないけれど、じっくりと穏やかに話すことが自然な自分だな、とか。

誰かを理想のベースにするのではなくて、あなたらしい自然体のリーダーをイメージしてみてください。

小さな行動を実践する

例えば「一緒に進んでいこう」タイプが自分にはあっているなと思うのなら、「部下に仕事を任せながら一緒に進めていくスタイルにするにはどうすればいいだろうか?」と考えてみる。

そのために「実践しているあのリーダーに少し話を聞いてみよう」と行動することもできますよね。

自然体のリーダーを目指すためなら、他の人にもなんとなく相談しやすくありませんか。

他にも部下が仕事を完了させたら「ありがとう」と言う。

ミーティングのとき「みんなで協力しながら目標を達成したい」と毎回言う

など、自分が「こうしてみようかな」と思うちょっとしたことでいいんです。

口数が少なくても、心の中だけで「ニコッ」とすることや感謝の気持ちを持つだけでもOKです。

こういうのは自分の表情や言葉のニュアンスに現れてくるので意外と相手に伝わったりするものです。

小さな行動でいいから実践していきましょう。

行動すれば必ず結果は出ます。

その結果をもとにして、また小さな行動を起こす。

すると現実は変わり自然体のあなたらしいリーダーに近づいていきます。

まとめ

リーダーや管理職になると、これまでの一般社員時代とは異なり、戸惑いや悩みが増えますよね。

なにかうまくいかない出来事があると自分を責めて「リーダーに向いていないかも・・」と思う瞬間が増えるかもしれません。

そんなときは一呼吸置いて、向いていないと思っている自分に気づき、受け入れてみてください。

受け入れるというのは「できていない自分を認める」ということではありません。

ネガティブでもない、ポジティブでもない。

良い、悪いでもない。

ただ、そう感じている自分がいるだけです。

そうすると、フラットな思考の自分に戻り自分の内側から「今のままでOK、大丈夫」という感覚が深まっていきます。

自分を大切にしながら、自然体のリーダーをイメージして小さな行動から起こしていきましょう。