パワハラを受けていると、どうして自分だけが苦しめられるのだろう、なぜあの人は責められないんだろう。

と思うことはありませんか?

私は私なりに一生懸命やっているのに、どうして?

私のいったい何が悪いというの?

何度考えても答えが出てこないのではないでしょうか。

答えが出てこないので、

最後は

・自分が悪いんだ
・自分の能力がないからだ

などと思って、さらに気分が落ち込んでしまいます。

そんな気持ちになってしまうのは、どうしてでしょうか?

それは、自分を他者と比較してしまうからです。

他者と比較することをやめる

「自分が悪い」と思ってしまうのは、自分と誰かを比較しているからです。

わたしは〇〇さんと比べて、まだまだ能力が足りていない

わたしは○○さんと比べると、頑張りが足りない

だから、「上司から責められるのは、わたしが悪いからだ」と考えてしまいます。

頑張って変わる努力はしているけれど、それがなかなか実を結ばないから、長期間にわたって悩み続けてしまう。

この悩みを解決する方法のひとつは

「他者と比較するのをやめる」ことです。

と言っても

そんな簡単にやめることはできないですよね。

わたし自身も比較しない努力はしていますが、できないこともあります。

わたしは独立して仕事をしていますが、わたしより稼いでいる人は周りにたくさんいますし、業績をガンガン伸ばし続ける人もいます。

そういう人を見ると

あの人すごいなあ
わたしにはその能力ないな、ムリかな

と比べてしまうこともあります。

そんな時

「ああ、また比較しちゃったな」と声に出して言うようにしています。

声に出して、他者と比較している自分を受け入れてしまうのです。

そして自分も自分なりに頑張っていると褒めてあげます。

その方が気持ちも楽になりますし、 他人と比べて自分の劣っているところだけに焦点を当てても、つらいだけで何のプラスにもなりません。

他者と比較して、自分のここが劣っているから前向きにもっと頑張っていこうと思うのは決して悪いことではありません。

自分を奮い立たせ成長させていくには、こうした考えも必要ですよね。

でも比較することで気分が落ち込んでいくのであれば、比較するのはやめておきましょう。

他者と比較することをやめると・・

マイクロソフト社を創業した
ビル・ゲイツさんは次のように言っています。

「自分のことを、この世の誰とも比べてはいけない。それは自分自身を侮辱する行為だ」

 

「他者と比較するのはやめましょう」と言いましたが、人間はどうしても他者と比較してしまう生き物だと思うので、常に比較しない生活をおくるのは難しいと思います。

他者と比較しないことを実践しても、今のパワハラの状況が劇的に好転することはないかもしれません。

でも「比較しないようにしよう」と考えはじめることで、前向きに進んでいけるようになります。

だって

パワハラを受けているあなたに落ち度はなにもありません。

悪いのはパワハラをしている本人です。

あなたはなにも悪くないのだから、パワハラするようなバカ上司は放っておいて、他者と比較することなく、あなたらしくご自身の人生を生きていけばいいのです。

「他者と比較するのはやめていこう」

そう考え始めた時点で、あなたらしい人生を歩むための第一歩を踏み出していますよ。