パワハラ被害を受けているとき、あなたはひとりで悩みを抱えていないでしょうか?
「これからどうしたらいいのか・・」
「いや。。どうすることもできないか・・」
と、何度も頭の中で繰り返してしまう。
周囲に誰か相談できる人がいればよいのですが、いたとしても、いろんな葛藤があって相談しにくいかもしれません。
そうするとストレスを溜め込むことになり、苦しいばかりです。
こんなとき、未来の自分からアドバイスをもらってみてはどうでしょうか?
今の状況を変えるため、未来の自分からアドバイスをもらう
・未来の自分は、今のパワハラ問題を解決している
・未来はイメージを使って体感することができる
・なにを手放せばよいかがわかるようになる
未来の自分は、今のパワハラ問題を解決している
今からタイムスリップして、例えば、あなたが80歳になった自分をイメージしてみてください。
80歳ですから、すでに会社を定年退職している人がほとんどだと思います。
ということは、あなたの近くに嫌いなパワハラ上司はいませんし、付き合いもないですよね。
そして、今、悩んでいるパワハラ問題もすでに過去のものになっています。
その未来の場所から、今の自分自身を振り返ってみてください。
そうすると、
今、起こっていることは人生においてどんな意味があったのか?
このあと、どのように進展していくのか?
また、もしも違う道を選択していたら、その後の人生がどのように変わっていたのかも知ることになります。
この地点を活かして観察すると、あなたは現在の自分の状況をどのように感じるでしょうか。
・悩み苦しんでいる自分に対して同情するでしょうか。
・当時の行動にイライラするでしょうか。
・その後の展開を喜んでいるでしょうか。
・今が人生の分岐点であり、自分の選択が正しかったと感じているでしょうか。
これらの問いに対して、80歳のあなた自身が答えてみてください。
答えは頭の中だけではなく、紙に書き出してみるのがおすすめです。
そうすると、今後どのように行動していくべきか、なにかヒントが見つかるはずです。
未来はイメージを使って体感することができる
80歳の自分をイメージするときのコツをお伝えしますね。
まず、目を閉じます。
そして、現在の地点をあなたの目の玉の後ろにあると設定して、そこから前方にまっすぐ未来への道が続いているメージをします。
過去は自分の後方にまっすぐ伸びています。
あなたは未来への道をまっすぐ、一歩一歩進んでいるイメージをして、80歳に到達したなと感じた時点で止まります。
そこで、次のような情景や感覚を五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)で味わってみます。
あなたはどこに住んでいますか?
どのような家に住んでいますか?
そこには誰と住んでいますか?
どんな生活をしていますか?
何を大切にしていますか?
どんな独り言をつぶやいていますか?
イメージを膨らませて、あなたのいる世界を思い描いてみるのです。
そして、その世界に住む80歳の自分から、今の自分に対してアドバイスをします。
80歳の自分になりきって答えるのがポイントです。
どんなアドバイスが出てくるでしょうか?
なにを手放せばよいかがわかるようになる
未来の自分が出したアドバイスの中には、
「なんとかなるよ、大丈夫だよ」
「自分のスキルを上げることを優先しよう」
などが出てくるかもしれませんし
もしかしたら、
「もう今の人間関係を終わらせる、会社を辞めるときである」
「相手との人間関係なんてどうでもいい、もう黙っていない、言い返す」
「どんな言葉を投げつけられてもスルーする方法を身につける」
などのアドバイスがあるかもしれません。
こうしたアドバイスは、未来の自分があなたに「その変化を起こすための心の準備をさせている」と捉えることもできます。
変化を起こして新しいスタートを切るとき、これまで信じてきたことや思い込んできたこと、自己イメージ、相手との付き合い方、などを手放すことも必要になります。
この手放す内容は、変化を起こす内容よって異なりますが、自分は一体なにを手放す必要があるのかを知ることで、冷静な視点を持つことが出来ます。
ただ、この手放すというプロセスに抵抗を感じてしまう人もいると思います。
そんなときは、冷静かつ客観的な視点で
手放すことのメリット・デメリット、手放さないことのメリット・デメリットを十分に考えた上で結論を出していきましょう。
まとめ
今回は、相談できる人が近くにおらず、どうしていけばいいかわからない人に対して、未来の自分からアドバイスをもらう方法についてお伝えしました。
年齢は80歳に設定しましたが、これはあなたがアドバイスをしやすい年齢に変更して試してみてください。
未来の自分からアドバイスをもらうことで、今後、どのように動いていけばいいのかヒントが見えてくると思います。
未来の自分をイメージするときは、設定した年齢の自分になりきって情景や感覚を五感で十分に感じてから、アドバイスするのがポイントです。
未来の自分は、100%あなたの味方です。
未来の自分からのアドバイスで心を軽くして、今の状況に変化を起こしていきましょう。