「隣の芝は青い」ということわざがあります。
日本のことわざのように思われがちですが、元々は英語で、それを日本語に訳したものだそうです。
自分と他人とを比較して、優劣をつけてしまうときに使いますね。
このように、私たちは日常生活で他人と比較しながら生きています。
例えば、
自分は上司からのパワハラで悩んでいるのに、他の人は悩みがなさそうでうらやましいとか
FacebookなどのSNSで友達の投稿をみて、毎日が充実して楽しそうとか
それに比べて私は。。。
なんでこんなに違うんだろうと、落ち込んだり、もっと頑張らなきゃと焦ったりしていないでしょうか?
そういうときは、視野が極端に狭くなっているので、自分のことを顧みることが全くできず、自己否定が強くなってしまいます。
でも実は、あなたの身近なところに「幸せ」が隠れていることもあるのです。
その幸せを感じることができると、自己否定から脱出し 、折れない心を高めていくことができるようになります。
今回はこの隠れている「幸せ」を探す方法についてお伝えしたいと思います。
あなたの幸せは身近なところにある
私たちは日常生活で自分が想像するよりもたくさんの幸せを感じています。
楽しい
ラッキー
気分がいい
などポジティブの感情を抱いても、気分が落ち込んでいるときや、せわしない日常では自覚することがほとんどなく、過ぎ去ってしまいます。
そこで、幸せを感じるために、あなたにやってほしいことがあります。
それは
「幸せ」を感じたときに、一行メモを取ることです。
細かな状況を書く必要はありません。
一行だけで構いません。
「幸せ」と言っても、 小さな幸せで全然OKです。
例えば
・満員電車で座ることができた
・雲がハートの形に見えた
・好きなパンが割引価格で売っていた
こんなふうにどんな小さなことでも構いません。
ノートでもスマホのメモ帳でも何でもいいので書いてみてください。
最初から何個も書く必要はありません。
最初は1日1個でよいので毎日続けてみて、徐々に1個から3個くらいに増やしてみてください。
そして1日の終わりに、そのメモを取り出して、今日幸せに感じたことを思い返してみましょう。
このような経験を重ねていくことで「幸せ」を自覚できるようになると、「自分の人生は決して嫌なことばかりではない」と現状に対する自分の捉え方が変わってきます。
そうするとストレスが減っていきますし、気持ちが沈むことがあっても、元に戻すことのできる、折れない心を育てていくことができるようになります。
3週間続けると変化があらわれる
新しい習慣を身につけるには、3週間続けることが目安とされます。
最初は大変と感じるかもしれませんが、3週間経てば新しい習慣として定着していくと思います。
定着していくと不思議なもので、毎日1つは「幸せ」と感じることを探そうという気持ちになってくるので、 徐々に他人と比較し自己否定する自分を忘れていけるようになります。
毎日続ける自信がないなぁと思う人は、スマホのアプリなども利用してみてください。
最近は、習慣化をサポートするアプリがたくさんあり、行動を記録することもできますので自分にあったものを利用してみてはどうでしょうか。
まとめ
パワハラを受けてるときも含めて気持ちが沈んでいるときは
他人と比べて
「不幸だ」
「ついてない人生だ」
「つまらない人生だ」
など自分を否定してしまいがちです。
そうすると幸せなことが身近にあっても、それに全く気付かずにスルーしてしまいます。
もしくは幸せと感じても、こんなちっちゃなことは「幸せ」とは思えないといった気持ちになっているかもしれません。
そんな悪循環ループに入ってしまうと、抜け出せなくなってしまいます。
だから多少強引でも、幸せを掘り起こして自分自身に認識させる必要があります。
幸せを感じることを習慣化していけば、他人と比較することが減っていきます。
ぜひ、今日1日を振り返って「幸せ」に感じたことを1つあげてみてください。
それが、あなたの人生が好転するきっかけになっていきます。