先日、YouTubeを見てくださっている方からこんなコメントをもらいました。

少し上の先輩から、とても細かなことを感情的に注意され、毎日のように

 

泣かされています。

 

業務に大きな支障を出す内容でもないのに、どうしてこんなにもしつこく

 

注意してくるのか。。

 

上司や他の同僚との関係は悪くないし、仕事内容も気に入っているので、

 

仕事を辞めたくはないです・・・

職場での一番の悩みの原因は上司との人間関係ですが、次に悩まされるのは「同僚や先輩」との関係ですね。

職場の全員と良好な関係を築くのは難しいとしても、たったひとりの同僚との関係が上手くいかないばかりに、苦しめられて会社を辞めることになってしまうのは不本意だと思います。

今回は意地悪な同僚との付き合い方についてお伝えしていきます。

意地悪で感情的な同僚を跳ね返す方法

その日の気分に左右され、感情的に接してくる人が側にいると心が疲弊します。

仕事にやりがいを持っていても、こんな人が近くにいるだけで、エネルギーが吸い取られ、同じ職場で働くことが苦痛でしかなくなります。

自分の感情をコントロールできない人は、そもそも人間的に未熟です。

感情的になってしまうのは自信のなさであり、自分の能力のなさが周囲にバレてしまうのではないかといった不安の裏返しでもあります。

他人に対して攻撃的になることで、自分を過剰防衛しているのです。

子供の頃は誰しも感情を爆発させた経験があると思いますが、大人になる段階で感情を出していい場面とそうでない場面を体験しながら、感情をコントロールする術を学んでいきます。

でも、中にはそうした体験をせずに大人になってしまう人がいるのです。

また、感情を爆発させることで何かしらの利益を得たことや、物事がプラスに働いた体験を持っていることも感情的な行動を取ってしまう要因のひとつです。

会社では入社順や職位などによって、職責や職務内容は変わってきますが、それはあくまで役割が違うだけであり、人間としての上下の関係ではありません。

では、感情的に接してくる同僚にはどのように対処していけばいいのか、今回はある方法をお伝えします。

相手が話す内容にだけ意識を向ける

それは、同僚が感情的に接してきても、その感情に目を向けるのではなく、

「相手は何を言っているのか」話の内容にだけに意識を向けます。

相手から

「なんでこんなことも出来ないの!」

「何度も言わせないで!」

など、怒りの感情をぶつけられると、その感情に反応してしまいがちです。

そうすると、相手への恐れや不安などの感情が膨れ上がってしまいます。

相手は感情的に接することで、あなたのことを痛めつけコントロールすることが目的ですから、感情に反応することは相手の思うつぼなのです。

そのため、感情ではなく「相手が何を言っているか」にだけ意識を向けてほしいのです。

相手を目の前にして感情に反応しないというのは、最初は難しいかと思います。

そんなときは、こんなふうに考えてみてください。

職場の人間関係は、言ってしまえば仕事の遂行だけが重要ですよね。

仲があまりに悪いと遂行していくのに支障がでるかもしれませんが、必要以上に仲良くなる必要はありません。

「この相手と仲良くなる必要はない」

「仕事を進めるためだけの人間関係でいい」

と割り切ってしまえば、楽になりませんか?

このように割り切ってしまえば、相手の感情から少し離れることができ、相手が「何を言っている」かに意識を向けやすくなると思うのです。

相手が話す内容だけを問題にして、「誰が」話しているかは仕事の場では問題にしないようにします。

そして、相手が話している内容が本当に仕事を進める上での正当な指摘であれば受け入れ、正当でなく事実と反しているのであれば反論すべきです。

こちらに非がないのに、相手の感情を受け入れる必要はありません。

ここで反論したらどう思われるだろうかと気にしていると、いつまでも相手から感情をぶつけられてしまいます。

反論するには勇気がいりますが、機嫌を損ねることを恐れ「それは違う」と言えなければ、最終的に困るのは自分自身になってしまいます。

たったひとりの同僚のために、あなたが仕事を辞める必要はありません。

まとめ

どんな職場でも意地悪な人というのは存在します。

どうして感情的にしか人と接することができないのか・・

そう考えたところで、相手を変えることはできません。

できることは、相手に対する自分の接し方を変えていくことだけです。

雨の中、傘をささずに出かける人はいないですよね。

「雨が降る」というのは自然界の現象ですからコントロールすることはできません。

でも、傘があれば雨には濡れません。

今回お伝えした相手の話す内容だけに意識を向けることは、この傘のようなものだと思うのです。

自分を守るためにも傘を用意していきましょう。